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終活で抑えておきたい知識

終活で抑えておきたい知識

生前整理とは

ご自身が亡くなった後、残されたご家族が遺品整理(所持品:衣類や財産など)に苦労しないように、生きているうちに整理をすることのようです。近年は20代から30代の若い世代からも関心が高い「終活」の中の一つともいわれております。

生前整理は残された家族が苦労しないために行う

近年は日本のみならず、あちこちで様々な自然災害が起こっております。また、晩婚化も進んでいるそうで、いついかなる時にも備えておくことが大切になります。

日本の民法上では、15歳以上から遺言を残すことができるとされておりますが、しかしながら、若い世代で遺言などを考える方はほとんどないのが現状で、そういった機会も少ないかと思います。

例えば、身近に死を感じることや災害に巻き込まれた際に初めて「自分の死後、残った財産はどうしようか」という思考が生まれ話すキッカケになるのではないでしょうか。

生前整理は残りの人生を身軽に生きるために行う

自分にとって本当に必要なもののみで、今後安心して暮らしていくという前向きに人生を送ることができるように、不用な物を片付けてスッキリとした部屋で、好きなものだけに囲まれて暮らすことが出来れば心配事も少なくなり、心豊かな生活を送れるようになります。家に改修が必要な場合にも、ものが少ないので片付けも楽になります。

なぜ、生前整理に関心が高まっているのでしょうか。以下の3つが考えられております。

急な入院や事故などに巻き込まれた場合、いざという時に困らないため

急なトラブルにあっても自分以外の周りの人にも分かり易いよう整理しておく。 入院費用の支払いに保険証や預金通帳などが、どこにしまっているのかが分かっていればご家族も安心でき、入院中に必要な書類を持ってきていただく時にも伝えやすくなるはずです。

相続争いに発展しないように防いでいくため

不要な財産を処分して現金化する場合、思い出のある大切な(宝物など)財産をリストアップして目録を作成しておくことで、残された方が財産を把握でき相続争いに発展しないように回避することが出来ます。

判断能力が低下しても事前準備をしておくと安心できるため

大抵、若いうちは気になりませんが、高齢になり慌てて整理を進めようとしても思ったように身動きする事が出来ず途中で終わっていることも珍しくないそうで、判断能力が低下していくと遺言を残すことも難しくなり、自分が望んでいた財産処分で行えないことにもなりますから、そうなる前に生前整理を始めるのは重要なことのようです。

ここからは、何から手をつければ良いのか「やり方や進め方」について3つご紹介します。

財産は目録を作り纏める

まずは、今持っている財産を把握することから始める。そして、目録に家や土地・現金に宝石・車・預貯金や有価証券、不動産の権利書、更に生命保険証書などを調べて纏め、その場所を明記すると残されたご家族が困らなくなります。

さらに、目録を作成したら生前贈与で相続税が削減出来ないかを弁護士や行政書士または司法書士などの専門家に相談することで節税対策を考えて置き、誰に相続させるのかも遺言状などを作成しながら相談にのっていただきましょう。

必要か必要でないものの分別はどのようにして決めるのか

食器や着なくなった衣類、思い出の品物など様々あると思いますが、まずは、残したいものを決めてから捨てるものを決めていきます。特に衣類は難しく、いつかは着るかもしれないと取っておくケースが多いようですが、自分には大事なものであっても家族にとってはそうとも限らず、処分に困るかもしれません。

もし、「必要なもの」と「必要でないもの」の区別が付かない場合には、段ボールに詰めて分かり易い場所に入れているものを書き残して一年間保管します。使わなければ、やはり必要ない物と判断できるそうです。一日で家中のものを片付けなくてはいけないということではないので、時間のある時に少しずつ進める事が大切になります。

遺品整理を専門業者に頼むときに「気を付けたいこと」

生前整理を行うと山ほど不用品が出てくると思います。それらを一括して引き取ってくれる専門の回収業者(生前・遺品整理業者)がありますので、まずは、お見積り書を取り、どのぐらいの金額で出来るのかを把握することも大切です。専門業者に頼めば、燃えるゴミ・燃えないゴミなどを分別する手間も省け、短い時間でお部屋が綺麗になります。

しかし、業者の中には部屋にあった貴重品(宝石など)を盗んだり、お見積り金額より高く請求されるなどのトラブルも考えられ、大事なものを乱暴に扱われたなどのトラブルも増えているそうです。

業者の中には、明朗な料金システムを持っていることや片付けなどの様子を写真に収めてくれたり、さらにWEBカメラで中継する業者もあるそうですから、そういった業者を見つけるためにも事前に調べることが重要です。

終活の中には、生前整理と似た活動があります。「老前(ろうぜん)整理」や「遺品整理」といった活動です。これらの活動と生前整理では何が違うのかを表で伝えていきます。

  生前整理 老前整理 遺品整理
始める時期

生きているうち

老いる前(40代から50代)

誰かが亡くなった後

誰が行うのか

ご自分

ご自分

残されたご家族など

何をするのか

不用品の整理や遺言書作成

不用品の整理や遺言書作成

所持品の整理や相続手続き

何のために

・ご自分の希望を亡くなった後に反映させ心豊かな生活を送るため

・主に財産整理が中心

ご自分が定年を迎える前に整理し、退職後に安心して楽しく過ごしていくため

亡くなられた方が所有していたものを片付けるため

基本的に生前整理と老前整理は自分自身で希望通りに行うために始めますが、遺品整理は、ご自分が亡くなった後に行われますから、自分の意思に関わらずご家族や業者が独断で行うので考えが異なります。

生前整理と老前整理は、始める期間の定めが「ある/ない」また、家族の為に財産などを含めトータルに整理を行うかによって考え方と目的が違ってきます。

生前整理から、断捨利(だんしゃり)という言葉も生まれています。この言葉は、不用なものを減らし、生活に調和をもたらそうとする思想を言うそうです。

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