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季節あれこれ

季節あれこれ

繭玉飾り(まゆだまかざり)とは

1月14日から1月16日の(小正月)の期間、または2月の初午 (はつうま) の日に飾る餅花の一種で、米の粉や餅を繭のように丸めて、柳・梅・桑・榎 (えのき) などの枝に付けて、床の間や神棚の近くなどに飾るそうです。

元々は農作物の豊作を予祝する行事だったそうで、餅花が養蚕と結びついて生れた農村の習俗。蚕の成長と同時に農作物の順調な生育を豊作祈願する他に、現在では、商売繁盛・無病息災・繁栄を願うものにもかわってきているようです。

養蚕が盛んな地域では2月初午を「蚕玉祭り」として、繭玉団子を作り養蚕の守り神である「蚕玉(こだま)さま」を祭っていたそうですが、この習わしはそれぞれの地域の習慣や風習によって様々な意味合いがあるそうです。

また、地域によっては稲花・野菜や果物など・農具・小判に巾着・動物に玩具など、五穀豊穣や商売繁盛などに関係した様々なものが飾りつけされます。
なお、提灯などは足元を照らすように、ミズキの前に飾り、蕪は株が上がるように願い上に飾るそうです。

以前は、稲作の豊作を祈っていた行事でしたが、時代とともに意味合いも変わっていき豊かさを求めるようになり、大判小判や大福帳などのまゆ玉が飾られるようになって、一般家庭でも1年の繁栄を願う行事として残っているようです。

一般的に飾りつけされているものとその習わしをご紹介いたします。

恵比寿天:漁をもたらす・家の福を増す・商売繁盛・交通安全など。
大黒天:福徳や財産を増やす・財宝を与える・出世開運。
だるま:目を入れることから開眼など悟りを拓く・願いの成就。
かぶ:上の方に吊るすことで株が上がる。
提灯:下の方に吊るすことで足元を照らす。
大判や小判:金運アップ。
鯛:めでたい・縁起が良い。
など

その他に地域によって様々な捉え方や意味があり、また、地域特有の飾りつけもあると思います。
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