お墓の豆知識
慰霊碑はどんな理由で建てるのか
慰霊碑とは、どんな理由で、どのような場合に建てるものなのか?一般的に建てるお墓とは違うの?
慰霊碑について
慰霊碑(いれいひ)とは、事故や戦争、災害などで亡くなった人や動物の霊を慰めるために建立された石碑です。霊を慰めるためや、二度とそのようなことがないように戒めることや、警告といった意味をもち、それに沿った文言が碑文(ひぶん、ひもん)として刻まれます。死者発生の原因が災害である場合には、しばしば災害記念碑を兼ねているようです。
高さがあり、これらの意味合いの文言が碑文として刻まれないものは、霊を慰める塔として、慰霊塔(いれいとう)と呼ばれています。いずれも古くから碑としての材料は石が使われていましが、コンクリートや金属などが石に代わる材料として用いられることもあるようです。
私たちの身近で、慰霊碑として建立されている代表的なものをご紹介いたしますと、第二次世界大戦にて、原爆の犠牲となり、亡くなられた方々のために建立されました「原爆死没者慰霊碑」が有名です。他にも、戦争のために亡くなられた方々のために建立された慰霊碑は、各地で数多く建てられているようです。