寺院紹介
白石山 常林寺じょうりんじ(白石市)
白石山常林寺は時宗で、本尊は阿弥陀如来です。自伝では、正中二年(一三二五年)鎌倉藤沢の清浄光寺の第五世である安国上人の開基(かいき)で、片倉小十郎景綱時代に現在地に移ったようです。常林寺には、旧白石城二の丸の東北隅にあった『時の太鼓』を堂内に保管しております。太鼓は、現在の白石城脇の神明社郷土館近くにあった建物で、この建物は二階で、階下に灯をともして時を計り、一刻(現在の二時間)毎に二階の太鼓をたたいて、時を知らせたのだと言われております。墓地内には、城下の用水の取水口の改修を行った片平観平や仙台藩絵師東東洋(あずまとうよう)の門弟の川村春洋(かわむらしゅんよう)のお墓があります。
時宗 常林寺(白石市) | |
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所在地 | 〒989-0248
宮城県白石市南町1丁目7-35 |
電話 | 0224-25-2329 |
アクセス | JR白石駅から徒歩約10分 |
常林寺山門(竜宮門)
エドヒガン桜(白石市指定天然記念物)
常林寺境内、お寺の山門を入ってすぐの右手に立っております。一時樹勢が衰えましたが、治療の結果今では見事に回復しています。このエドヒガン桜は、県内で最も早く開花する桜として、毎年のようにテレビで紹介されている有名な樹木です。境内にある約20本ほどの山桜・枝垂(しだれ)桜・ソメイヨシノなどが満開になったとき、その景観は見事であります。エドヒガン桜は、平成20年7月に市の天然記念物に指定されました。