観音院は天長六年（八二九年）約一一八〇年前に、徳一大師が逢隈の関に観音堂を建立し、その観音様を鹿島の観音院に移転したと伝えられております。（伊達候が例年武者行列をなして五穀豊穣を祈願した由緒ある正観音像です。）開山堂には徳一大師を安置しております。

中興関の坊明海（第一世）が養和年間（一一八〇年代）観音院を建立平泉の役で焼失してしまいますが、建久六年（一一九五年）関の坊常吉が観音院を再興されました。八二九年前の中興から数えて現在まで法灯（ほうとう）が護られ第四十六世となっております。木造関の観音立像は町指定文化財です。国際交流でコンサートなども本寺院で行っています。

2011年3月11日の犠牲者追悼

YouTube動画【被災地情報】宮城・亘理町　犠牲者の衣服を洗う寺の住職

真言宗 智山派 観音院（亘理町）
所在地	〒989-2371 宮城県亘理郡亘理町逢隈鹿島字北鹿島231
電話	0223-34-2018
アクセス	亘理駅より陸前浜街道と国道6号線を車で10分