寺院紹介
星王山 妙見寺みょうけんじ(白石市)
開山は玄収院日明上人です。開基檀越は白石地方の名封家上西甚蔵で、その篤い信仰と尽力により江戸柳島から『開運北辰妙見大菩薩』を遷座勧請して妙見堂を建立・開創し、寺号を『妙見寺』、妙見尊天が諸星の王である事から山号を『星王山』としました。
境内には妙法蓮華経の五文字になぞらえ妙見堂を中心に法玄庵・蓮収庵・華光庵・経覚庵の脇士支院を配し、堂宇を整える一方、人々には土地家屋を提供し檀家として戸数を増し門前町を形成。宗風宣揚と地域発展の基礎を築きました。江戸柳島の妙見山に因み町名を『柳町』と名付け今日に至っております。
伊達正宗の重臣、白石城片倉家の重用加護を受け、仏供田寄進や柴衣・緋紋白・綱代乗輿使用での登城を許されるなど最高格式を与えられ京都村雲門跡の祈願所及び片倉家の祈願所ともなりました。
当山は、江戸柳島の妙見山法性寺を本山とし、妙見山の本寺である市川真間山弘法寺を本山、池上本門寺の法脈を継ぐ寺であり、総本山は日蓮宗身延山久遠寺であります。
白石の歴史と発展を語る上で当山妙見寺及び檀家上西甚蔵翁の果たした功績は・貢献は大きなものがあります。布教伝道の中心寺院としてのみならず、学校法人風間学園『ひかり幼稚園』の開設など地域社会の福祉・教育にも力を注いでおります。
日蓮宗 妙見寺(白石市) | |
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所在地 | 〒989-0242
宮城県白石市柳町16 |
電話 | 0224-26-2575 |
アクセス | 白石駅より徒歩3分 |
安政五年、白石妙見寺創建の大願達成のため菅野留治・村田富三郎を従え出府した甚蔵は妙見山日明上人に拝謁して開山を魂願した結果、安政六年に妙見堂を江戸柳島より遷座、妙見尊天を御安置し柳町・新柳町鎮守として開運殿(妙見堂)が開山されました。
柳島妙見山日明上人に随身中日明上人が白石に妙見寺を創建されることを知り、願い出て本法寺勧請の熊谷稲荷の御分射を拝受して帰郷し、白石妙見寺の塔中に蓮収庵を営み、熊谷普賢堂を建立しました。霊験顕著な熊谷稲荷の信仰はたちまち柳町花柳界や商店街に信徒を増やし、賑わいを極め、日夜参詣者の絶える事が無かったと言います。
子孫になり代って、妙見寺代々の住職が、永代に供養いたします。春秋のお彼岸、お盆には、日蓮宗の読経・儀式にのっとって供養いたします。