寺院紹介
一行山 称名寺しょうみょうじ(角田市)
横町にある浄土宗一行山称名寺は、岩城専称寺末で、応仁三年(一四六九年)、磐城国信夫郡松川村常念寺二十七世良雲和尚の開山です。正徳三年(一七一三年)可伝良瑞が中興いたしました。文政十五年二月に焼失してしまい、二十三世光了が村民のお力添えをいただき再建いたしました。『風土記書出』の可伝良瑞の中興が正徳三年とあるのに対し、梵鐘(ぼんしょう)の寄付が、それより二十年前であることを付け加えて記されております。
浄土宗 称名寺(角田市) | |
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所在地 | 〒981-1502
宮城県角田市尾山字山根6 |
電話 | 0224-62-2008 |
アクセス | 角田より国道113号線と県道44号線を車で16分 |
地蔵菩薩
山門
梵鐘(ぼんしょう)
元禄六年(一六九三年)銘の梵鐘にはこの由来が彫られています。幽という字が掘られており、何かしらの理由があるようで、地元では『幽霊梵鐘』と言われております。角田市の指定文化財です。