寺院紹介
勝楽山 高蔵寺こうぞうじ(角田市)
阿武隈川の下流、角田市の西方に位置する高蔵寺は、平安時代初期の西暦819年に南都の徳一菩薩が創建したと伝えています。渓流沿いに僅かに入った三方が山に囲まれた清閑なところです。境内の杉や裏山のかやの林は、数百年を経た古木で他に見ることの出来ない程の特異な景観を呈しています。
真言宗智山派 高蔵寺(角田市) | |
---|---|
所在地 | 〒981-1516
宮城県角田市高倉字寺前49番 |
電話 | 0224-65-2038 |
アクセス | 角田駅より国道113号線を車で12分 |
阿弥陀如来坐像
御本尊の阿弥陀如来坐像は、国の重要文化財に指定されており、像高2.7mですが、背後の飛雲光背を合わせると全高5m18cmにもなる巨大な像です。当時の姿そのままに800年の歴史を今に伝えるとともに、全国各地から信仰を集めています。
阿弥陀堂
高蔵寺阿弥陀堂は、治承元年(1177)の建立と伝えられます。平安時代の建造物は現在、全国で26軒しか残っておらず、東北地方では平泉の中尊寺金色堂、福島県のいわき白水の願成寺阿弥陀堂、そして高蔵寺阿弥陀堂の3軒です。昭和25年には国の重要文化財に指定されました。