お墓選びの基本
ビフォーアフターだけでなく工事過程を見せることの大切さ!
私達の取り組みは、触れられることが少ないので知る機会がほとんどありません。
商談の際、他社との違いを説明しますが、言葉では思ったようにうまく伝わらず、お客様側からすると比較する基準が分からないので、判断するのが難しいという声を伺います。そういった声に応えていけるように弊社での取り組みをご紹介します。
弊社では、ご依頼頂きました工事【自社でのお墓(墓石・外柵など)の加工】・【お墓のリフォーム(磨き直し)】・【お墓の組み立て(基礎工事・外柵工事・墓石工事など)】・【お墓の修繕・修復】・【アフターサービスでの手直し】などの作業過程の写真撮りをして、お客様にお渡ししています。
【自社でのお墓の加工やリフォーム(磨き直し)】では、作業の見学を希望されるお客様には、実際に見て頂けます。仕事などで見る機会を作れないというお客様に、進行状況を写真や作業動画を録画して、弊社のYoutubeやフェイスブックページ【石技会】(※弊社ホームページからも移動できます)に載せて近況をいつでも見て頂ける環境を整えています。
ビフォー(今の状態)とアフター(のちの状態)だけでなく、それまでの過程を紹介することが重要になると感じて、震災前は、出来る範囲でしたが、震災後から本格的に行っています!
信頼関係が出来ているからといっても、内容が分からないと不安になられる方もいらっしゃいます。こういった活動をしっかりと行う事により、私たちの仕事を知り、興味を持っていただける機会になります。
私は、『従業員が行う作業過程を大切にしています。』
より多くの方々に、私たちが行っている作業の様子を見て頂く機会を作ることによって、工事に対する姿勢や取り組みの評価が出来ると思います。内容をオープンにすることは、私たちの業界にも大切なことですし、現在、【墓じまい(改葬)・樹木葬・海洋葬など】お墓の必要性やご先祖様などに対して供養するという気持ちが薄れていくなか、私たちの取り組みが今後重要になるのではないでしょうか。
私が伝えていきたいことは、【自社でのお墓の加工】です。
【国内・自社での加工の大切さといいますが、なぜ、自社で加工するのが良いのか?】
自社でお墓の加工をしていくうえで考えていること
自分が実際に見えるところで管理することは、【石の品質】を保つためにはとても重要になります。弊社でのお墓の加工では、使う石の種類は選定し絞ります。理想は5種類程度で、定期的に使う石は3種類と考えています。
弊社の場合、長年使われて実績のある種類の石を選んで使うため、ほとんどのものでトラブルに繋がるような部分(※白や黒の玉・流れ模様は例外以外は使用します)は除いています。また、石を加工するということは、ずっと同じ状況が続くとは限りません。自然の石だからこそ、特徴や変化を把握することも大切なことです。自社で検証し、見極める経験を積むことで、安定した品質の石をご提供していけます。
自社で加工したお墓は、20年後や30年後にリフォーム(磨き直し)のご依頼があった際に、組み立ての施工方法やお墓のかたち(現状の状態)にもよりますが、デザインに手間がかかっているお墓より新品に近いお墓に仕上げることが出来ます。
諸外国からの出来合いの製品を扱うことで抱える問題点
諸外国からの出来合いの製品は、石の種類が豊富で、加工に手間をかけていても自社でお墓を加工するより、比較的安価にご提供する事が出来ます。
しかし、製品の品質管理が行き届いていないのと雇用形態などの事情もいくつかあるようで、仕上げる製品にトラブルとなる欠品がある場合にも、細工をして発送することもあります。そういった石を検品時に見つけられるものと出来ないものがあり、 組み立ててからの欠陥【傷・割れ】ごく自然でトラブルに繋がることが少ない【玉・模様】などが後から出て、トラブルに繋がるケースが増えてきています。
そのため、来店時の説明(または商談の際)に、展示品や写真を見ながら使う石の特徴やトラブル事例、自社と諸外国での加工の違いなどをお伝えし、商談の際には、お渡しする資料の中に、(必ず読んでいただく)【工事内容書】という書類に選んで頂いた石の特徴を記載します。
私は、石の品質(種類と材質)を維持していくための説明を注視します。
お墓は(天災などでお墓が壊れたりしない)ほとんどの場合、一生に一度の買い物になると思います。ご自分やご家族の都合などにより、やもう得ず5年や10年でお墓を解体する場合以外では、継承者の続く限りお守りしていきます。
私が石の種類を選ぶ際に気を付けていることは、採掘されてからの実績と年数、山から採掘される石の状況、選ぶ石の特徴やトラブル事例、建てた後の経年による変化などを聞きます。【他社で人気がある・価格もお手頃】ということで判断せず、 自分が納得の出来る材質の石をお薦めしています。
なお、ご予算に応じる場合にも、その石の特徴とトラブル事例を前もって伝えることで、後からトラブルになる事がないように説明して【工事内容書やお見積書に記載】しております。
お墓を購入する際の価格についても、自社加工の場合に…『私たちとしては、品質を管理していくうえで、磨きの工程は、順番に決まった回数(石の種類によって違います)を順序良く進めます。ですから、諸外国加工より品質が優れます!建ててからの年月の経過とともに差がでてきます。』
なお、光沢を維持していくためには、【お手入れも重要になり、場所や環境でも変わります】 と付け加えて、細かく説明することで、疑問に思われる事が多い金額についても、よりお客様に伝わります。
弊社では、建てたら終わりということはしていません。アフターフォローもしっかりと行っています。
【6ヵ月、1年、3年、5年の計4回の点検】を行っています。点検期間中に、石のぐらつきや石と石の重なり合って出来る隙間のメジの剥がれ・穴あき、場合によっては点検期間中に無償で石の交換(竿石・門柱・法名碑・袖石・屏風など外せる部分)なども行っています。
お墓という仕事に携わることについて『私の想い』
お客様に、『選ばれる・必要とされる』会社でありたい!と誰もが思うことです。
では、お客様に満足して頂けるには、どういったサービスを行い、【価格に見合う・それ以上の満足】をご提供できるのか…!?
想いも大切ですが、私は、『納得のいく資料作りを考えています!』
実際の仕事内容を【写真や動画】を見ながら説明することにより、目に見えて分かり易くなると同時に安心感を抱けます。それ以外で情報を発信できるツール(お役に立てる)があれば自社がどういった取り組みを行っているのか知って頂けます。
例えば、弊社の場合、『お墓や仏事に関すること・お墓の手入れ』などを説明している冊子と小冊子があります。
【お墓を建てる前の知識と建てた後のメンテナンス方法】が多くの業者さんで伝えていないというのが、私には不思議で仕方ありません! お引き渡し後で終わりではなく、そこからがお客様との付き合いの始まりだと私は思います。
また、仏事に関することは、現在、寺院とお檀家さんの繋がる機会が、ご葬儀やご法要の時がほとんどで、寺院の行事などに参加する事の興味が薄れており、付き合う機会が減っております。そういった事で、私なりに考え、多くの寺院にご協力いただき、興味を持って頂ける機会が増えればと作成しました。
【私には、石屋としての拘り(こだわり)があり、強い想いもあります!】
自社の実績をより明確に見て頂ける環境を作ることで、今後に繋がっていくものと考えています。また、お墓の必要性とご先祖様にお参りすることの意義を今後も発信し伝えることを実行していきます。