一定の期間食事を取らないで禁欲する行為で、食事は断ちますが水だけは飲む場合もあるようです。昔からお坊さんが修行の一つとして行っていたり、医療目的で行ったりしています。食糧を摂らないことを「絶食（ぜっしょく）」、「不食（ふしょく）」ともいいます。

断食

天台宗の本山比叡山延暦寺で行われている『千日回峰』という修行があります。堂入りと呼ばれる荒行で、九日間かけて断食・断水・断眠の中で真言を唱え続けます。命を落としかねず、生還すると平均15kgは体重が落ちると言われています。

人間には様々な欲求がありますが、その中でも食欲は最も求められ、この欲求を満たさないようにするのが断食です。

食事の供給がある一定の期間体内から無くなると、体内では供給がストップしたという判断を下し体にたまっている毒素を排出しようとする行動に出ます。病気になりにくいという効果を得られる可能性もあり、現代の生活習慣病や腸内環境をフレッシュさせたいなどの目的で行う方も多いようです。

しかし、自己流の断食は危険を伴います！　無理をせず、きちんとした指導を受けた上で行うことが最善であり、より効果が出る可能性が高いようです。

気軽に1～3日間（実際の断食期間は１日）程度の軽い断食でも、体内の腸内環境が整えられたり、便通がよくなったりと個人差はありますが体重減少も期待できるようです。

1日といっても、自己流で行うとおもったような効果が期待できません。しっかりとした知識の基で行うことで効果があり安全です。