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お墓の豆知識

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禅(ぜん)とは

日本に禅宗が伝えられたのは鎌倉時代の時で、鎌倉時代以後、武士や庶民などを中心に広まっていき各地に禅寺(ぜんでら)が建てられるようになりました。

明治維新以降には、仏教学者の鈴木大拙氏によって日本からアメリカやヨーロッパへと禅が紹介されて、日本語の『Zen』が世界的に広まりました。その後、曹洞宗の弟子丸泰仙によってヨーロッパで坐禅が広まって21世紀の現在では、臨済宗・曹洞宗ではアメリカやヨーロッパに寺院を構えています。

坐禅を基本的な修行形態とし、中国から日本に伝わる禅の宗派に24の流れがあり、臨済宗から独立した黄檗宗を含めると46流になるようです。カトリックでも習慣で元々瞑想が存在していたようで、一部では取り入れられているようです。

ディヤーナを現代語で和訳すると瞑想となり、ちなみにヨーガも意訳すれば瞑想とされるようですが、本来は心の調和を保ち統一に導くことだそうです。瞑想は動作を言葉で説明する事ができますが、禅は不立文字を強調するため、瞑想と禅は異なる物として区別されます。

『禅』の字義は、天・山・川を祀る。譲り与える。開く。といったもので、「心の働きを集中させる」という語釈を与えて【禅】となし「心を静かにして動揺させない」という語釈を与えて【定】とし【禅定】とする語義が作られたようです。中国では禅定が同義語です。共通する概念として三昧があり、この概念はインドに起源をもち「禅」・「定」が指す瞑想体験は、仏教が成立した時から重要な意義が与えられていたようです。

部派仏教においては「三学」(戒・定・慧)の一つとして、大乗仏教においては「六波羅蜜(ろくはらみつ)」(布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧)の一つとして、仏道修行に欠かせないものと考えられてきたようです。

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